夏バテについて vol.3

皆さんこんにちは、鍼灸師の鈴木です。

前回までに夏バテ対策、なりやすい人について紹介してきましたが、最後に夏バテ対策に役立つ食べ物と栄養素について紹介していきます。

ビタミンB1 【多く含まれている食材】豚肉、うなぎ、玄米、ごま、レバー、豆腐など

糖質を体内でエネルギーに変換するために不可欠な栄養素で、ビタミンB1が不足すると疲労感や倦怠感、食欲不振などが表れます。

疲労回復の効果があり、夏バテの予防にも重要なビタミンです。

ビタミンB2 【多く含まれている食材】レバー、うなぎ、牛乳、納豆など

脂質を体内でエネルギーに変換するために不可欠な栄養素です。

ビタミンⅭ 【多く含まれている食材】キウイフルーツ、レモン、パプリカ、ブロッコリーなど

皮膚や粘膜の健康維持に役立ち、疲労を起こす原因の1つとされている活性酸素を抑える抗酸化作用があります。

ストレスの緩和や、ミネラルの1つである「鉄」の吸収にも重要な働きがあります。

・タンパク質 【多く含まれている食材】肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品など

筋肉・臓器・皮膚など人間の体の材料となる重要な栄養素で、体内環境を維持・調整するホルモン、酵素、抗体なども主要な構成成分はタンパク質です。

不足すると、虚弱や免疫機能の低下など、体の全般的な不調の原因になります。

・クエン酸 【多く含まれている食材】梅干し、レモン、夏みかん、酢(もろみ酢・黒酢)など

柑橘類に多く含まれ、エネルギーを生み出す際に重要な役割を果たしている成分です。

新陳代謝を活発にして疲労物質の乳酸を減らす働きがあるので、疲労回復したいときに摂ると良いでしょう。糖質と一緒に摂取するのも効果的です。

・ミネラル

ミネラルとは人間が生きていく上で不可欠な元素のうち、生体を構成する主要な4元素(酸素・炭素・水素・窒素)以外の元素の総称です。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛など16種類程度が知られています。

ミネラルは体内で合成できないので、食べ物から摂らなければなりません。

発汗で失われやすいので夏は特に意識して摂取しましょう。

【代表的なミネラルと多く含む食品】

◦体内の水分を調節する:ナトリウム(食塩)

◦血圧調節に役立つ:カリウム(野菜類や果物類)

◦歯や骨を作る:カルシウム(乳製品)

◦骨の代謝を助ける:マグネシウム(海藻類)

◦血中の酸素の運搬を担う:鉄(レバー)

◦体内酵素の材料となる:亜鉛(煮干し)

・タウリン 【多く含まれている食材】貝類、イカ、タコなど

動物の生体内に存在するアミノ酸の1つです。生命活動を維持するのに必要不可欠な成分で体温や血圧を一定に保つ働きもあります。

心臓・肺・肝臓・脳などさまざまな臓器や組織に広く存在していますが、人間が体内で作り出せるタウリンの量は限られるため食品などからの摂取が必要です。

・アリシン 【多く含まれている食材】にんにく、玉葱、ネギ、ニラなど

香りの強い野菜に含まれている疲労回復に役立つ成分です。

ビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。

今月は夏バテについて3回にかけて紹介してきました。

これからさらに暑くなっていきますが、夏バテにならないよう意識して夏を乗り越えましょう!

古賀市、新宮町、福津市、久山町の健康を守る!!かづる鍼灸整骨院

交通 事故、労災、各種保険取り扱い

マッサージ、背骨矯正、骨盤矯正、テーピング、美容鍼、リンパマッサージ、

耳つぼ、JOYトレ、岩盤浴、姿勢分析、コアストレッチ、超音波等のメニューもございます。

気になる症状、なかなか改善しない症状等、お気軽に相談下さい。

院内完全バリアフリー

小さなお子さん用にキッズスペース用意しております。お気軽にお越し下さい。

当院では院内の換気、ベッドの消毒、手洗いの徹底などのコロナ対策を実施中です。安心してご来院ください。

夏バテについて vol.2

皆さんこんにちは、鍼灸師の鈴木です。

前回は夏バテになりやすい原因を紹介しましたが、今回紹介するのは夏バテを防ぐ対策です。

夏バテは生活習慣や環境を見直すことで予防できます。7つ対策を紹介していきますので、できることから実践していきましょう!

夏バテの対策

①生活リズムを整える

朝の過ごし方はとても重要です。

朝に太陽の光を浴び、朝食をとることでずれた体内時計がリセットされ,夜に自然と眠たくなるようホルモンが分泌されるようになり、自律神経のバランスが整います。

②冷房で身体を冷やさない

冷房などを利用する場合は、外との温度差が極端にならないように調節するようにしましょう。

また、冷房の風邪が直接当たると身体が冷えすぎてしまうので、風向きを調整するか羽織るものを用意しましょう。

③入浴時は湯船に浸かる

シャワーだけで済ませてしまいがちですが、前回でも述べた通り湯船に浸かると眠りにつく頃には深部体温がスムーズに下がって睡眠の質が向上します。

就寝の1時間ほど前に40度くらいのお湯で10分ほど入浴すると、眠るために最適な体温変化を促すことができます。

④睡眠をしっかりとる

自律神経の働きを整え疲労を溜めないために規則正しく十分な睡眠をとりましょう。

寝苦しさを緩和するために寝具は夏用のものを使用する、扇風機で室内に空気の流れを作るなど環境を整えることも大切です。

夜間に十分睡眠がとれなかった場合は、15分ほどの短い昼寝も疲労回復に効果的です。

⑤適度な運動を心がける

夏季は活動量や食欲の低下などで体力が落ちやすいので、適度な運動で体力を維持しましょう。

運動によって体力向上、自律神経バランスの調整、睡眠の質の向上などが期待されます。

外出の際は、帽子や吸湿性・速乾性のある衣服を着用する、飲み物を持ち歩くなど熱中症対策を忘れないようにしましょう。

外に出て運動をするのが苦手な方はエレベーターを階段に変えてみる、テレビを見ながら軽いストレッチや筋トレをするといったようにできることを行っていきましょう。

⑥こまめに水分を補給する

熱中症予防のためにもこまめに水分・塩分などを摂りましょう。

炎天下で外にいる際や運動時、起床時や入浴後は補給を意識することが大切です。

アルコールは水分補給にはなりません。かえって脱水を起こす危険があるので、注意してください。

⑦栄養バランスの良い食事を心がける

疲れにくい体づくりのためには、栄養バランスの良い食事も大切です。

疲労回復に必要な糖質を適度に摂取した上で、タンパク質・ミネラル・ビタミンなどもしっかりとることが重要です。

また、スパイスなどの香辛料は食欲増進の効果が期待できるので、カレーやエスニック料理などを取り入れるのもおすすめです。

次回は夏バテ対策に役立つ食べ物、栄養素について紹介していきます。

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