こんにちは。
前回は五月病で診断されやすい病気である適応障害について紹介していきました。
今回はもう一つの診断されやすい病気のうつ病について紹介していきます。

うつ病と聞くと何らかのストレスによって発症する病気というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
これには少々誤解があります。

実はうつ病の場合は適応障害と違い明確な切っ掛けが明らかでないことが多いのです。
これにはうつ病という病気が注目されはじめた理由の一つに「明確な原因・誘引がない状態で、抑うつ状態(憂鬱・気分が落ち込んでいる状態)になる人がいる」と発見されたからだそうです。

そこでストレスに対しての反応なしで発症することから、自発的に抑うつ状態になってしまう体質的な脳の病気があるとされ、うつ病は心の病気ではなく脳の病気であると考えられています。
もちろん外的な要因や心因的な要因からうつ病になる人もいますが、必ずしもそれだけが原因ではないということです。

適応障害では、何かしらのストレスに対しての反応によって抑うつ状態となるのでうつ病とは区別されます。
発症原因が明確な場合もありますが、原因が明らかでない場合も発症するのがうつ病です。

うつ病も適応障害と同じくストレスと関連深い病気ですが両者の特徴的な違いとして、適応障害ではストレスにさらされた際に抑うつ症状等の症状が早い段階で現れますが、うつ病の場合はすぐ症状が出るわけではありません。また、うつ病の場合はストレスの原因から離れたとしても症状がすぐに良くなりません。
抑うつ状態に陥った場合も適応障害の場合は楽しいことがあっても楽しいと感じられますが、うつ病の場合は楽しいと感じれなくなってしまいます。

うつ病は憂鬱な気分や無気力な状態が長期にわたって続き、日常生活に支障をきたす病気です。前述のとおりうつ病は脳の病気とされる場合もあり、その場合はセロトニンやノルアドレナリンなどの脳内の神経伝達物質の働きが悪くなっていることが原因とされています。

現在では薬を使った治療により神経伝達物質の分泌を良くしたり、物事の受け取り方や考え方(認知)と現実との歪みを修正する認知行動療法などのカウンセリング等の治療法が確立されています。

また、うつ病に対するアプローチの一つとして鍼灸治療も挙げられます。
未だ研究中の治療ではありますが、鍼灸治療による頭部のツボなどへの刺鍼によって脳の血流量の改善がみられ、脳の活動が活発になったことにより炎症物質が減少し、結果脳の神経細胞の活性化につながったと考えられています。
主に使われるツボは頭頂部にある「百会」や、百会の前後左右に刺す「四神聡」、頭部のツボではありませんが親指と人差し指の付け根からやや人差し指の付け根よりのへこみにある「合谷」などがあります。

うつ病は誰でもなる可能性のある病気です。辛い時、苦しい時は一人で思い悩まずに誰かに相談すると良いでしょう。自分の心を大切にしてください。

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